富士山とモニュメント

平和のための富士戦争展2015(第28回)

テーマ

戦後70年 改めて戦争と平和を考える


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期日 2015年8月11日(火)~16日(日) 午前9時~午後5時(11日のみ午前10時~開会式 ※会場入り口にて)
場所 ロゼシアター展示室
展示内容
1.「核兵器廃絶平和都市宣言」30周年

 1985年11月富士市議会において満場一致で議決された「核兵器廃絶平和都市宣言」は、7万3千人近い市民の署名を添えた請願書の提出がきっかけでした。

 それから30周年を迎えた今、平和な世界実現に向けて、改めて平和都市宣言の意義を考えたいと思います。

2.戦後70年・改めて戦争の悲劇を見つめる

 70年前の8月に終わった日本の戦争とは何だったのでしょうか。戦争体験者が少なくなった今の日本では、戦争特に戦場の現実はほとんど分からなくなっているのではないでしょうか。

 昭和の戦争で起きたこと―「玉砕」と餓死、特攻隊、「慰安婦」問題、南京事件、地元にあった中国人強制連行など、いくつかのテーマから戦争の悲劇を考えます。

◎ 実物資料の展示コーナー

 今年も市民の皆さんから寄贈された品々を中心に展示します。3度も召集されビルマで戦死した看護兵の遺品を始め、日の丸寄せ書き、千人針、軍隊手帳、「戦死者の家」プレート、当時の雑誌、軍歌のレコード、配給切符、戦争柄の着物、原爆瓦、数十点を展示します。

3.兵士を送り出した銃後社会
 戦時中の役場の資料(吉原、富士、鷹岡町や吉永、須津、大渕、岩松村)で調べた戦時色に染まった村や町の状況を①兵士がアジア・太平洋全域に出征して行ったこと②末端の隣組の役割③勤労動員や配給制度④空襲や爆弾投下などから一緒に考えてみましょう。
4.満蒙開拓とは何だったのか―橋口傑の自分史と満州
 1931年の満州事変を機に「満州国」が成立、日本から多くの開拓団や青少年義勇軍が送られました。義勇軍の体験を持つ橋口は、戦後自らの満州体験の意味を問い続け、「富士の語り部の会」を主宰してきました。満蒙開拓について自らの歩みとともに問い直す展示です。
5.沖縄線から70年―いま沖縄から学ぶこと
 悲惨な沖縄戦から今日まで、沖縄は「基地の島」のままです。その歴史をたどり、現在沖縄で人びとが示している「民意」と民主主義のあり方を現地報告を基に考えます。本土に住む私たちの無関心が、遠い沖縄に多くの基地を押し付けてきたことと向き合うときです。沖縄から示された「民意の示し方」から私たちが学ぶ時です。
6.過去の核災害から学ぶ未来への提言

 核について、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニなどの過去の災害の事例から、その危険性を改めて認識し、核の長所と短所の比較から未来のエネルギーについて地球規模で考えます。

7.戦後70年、平和憲法の考え方はどう変わってきたか

 68年前、戦争に明け暮れた日々を反省し、「もう戦争はしない」と決意して日本国憲法は生まれました。戦後の日本は、徹底した平和主義で、国際社会において名誉ある地位を築いてきました。ところが、いま、その平和憲法が危なくなっています。主権者である私たちは何をすべきか。憲法の生い立ちと変せんをたどり一緒に考えてみましょう。

未来ある子どもたちへ…ともにいきる平和

10:00~12:00 パネルシアター、大型紙芝居、大型絵本の読み聞かせなど
13:00~15:00 戦争と平和のDVD・ビデオ上映
15:00~16:00 戦争と平和を語り継ぐ(語りべのお話)

◎平和のこと、考えてみよう・作ってみよう!
 折り紙遊び(ピョンピョンカエル、バタバタつるなど)
 風船アート、工作(カエルロケット)
◎絵本やマンガもあるよ。

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