1985年11月富士市議会において満場一致で議決された「核兵器廃絶平和都市宣言」は、7万3千人近い市民の署名を添えた請願書の提出がきっかけでした。
それから30周年を迎えた今、平和な世界実現に向けて、改めて平和都市宣言の意義を考えたいと思います。
70年前の8月に終わった日本の戦争とは何だったのでしょうか。戦争体験者が少なくなった今の日本では、戦争特に戦場の現実はほとんど分からなくなっているのではないでしょうか。
昭和の戦争で起きたこと―「玉砕」と餓死、特攻隊、「慰安婦」問題、南京事件、地元にあった中国人強制連行など、いくつかのテーマから戦争の悲劇を考えます。
今年も市民の皆さんから寄贈された品々を中心に展示します。3度も召集されビルマで戦死した看護兵の遺品を始め、日の丸寄せ書き、千人針、軍隊手帳、「戦死者の家」プレート、当時の雑誌、軍歌のレコード、配給切符、戦争柄の着物、原爆瓦、数十点を展示します。
核について、ヒロシマ、ナガサキ、ビキニなどの過去の災害の事例から、その危険性を改めて認識し、核の長所と短所の比較から未来のエネルギーについて地球規模で考えます。
68年前、戦争に明け暮れた日々を反省し、「もう戦争はしない」と決意して日本国憲法は生まれました。戦後の日本は、徹底した平和主義で、国際社会において名誉ある地位を築いてきました。ところが、いま、その平和憲法が危なくなっています。主権者である私たちは何をすべきか。憲法の生い立ちと変せんをたどり一緒に考えてみましょう。
10:00~12:00 パネルシアター、大型紙芝居、大型絵本の読み聞かせなど 13:00~15:00 戦争と平和のDVD・ビデオ上映 15:00~16:00 戦争と平和を語り継ぐ(語りべのお話)
◎平和のこと、考えてみよう・作ってみよう! 折り紙遊び(ピョンピョンカエル、バタバタつるなど) 風船アート、工作(カエルロケット) ◎絵本やマンガもあるよ。