富士山とモニュメント

平和のための富士戦争展2016(第29回)

テーマ

戦争ってなぁに?平和ってなぁに?
いま、未来のためにみんなで学ぼう!


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期日 2016年8月11日(木)~16日(火) 午前9時~午後5時(11日のみ午前10時~開会式 ※会場入り口にて)
場所 ロゼシアター展示室
展示内容
1.知ってる?むかし日本は10年ごとに戦争した

 戦後70年あまりたった現在、平和なれした日本人には戦争は遠いものになってしまったようです。でも、その前の70年ほどの間、日本は戦争をくりかえしていたのです。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変から日中戦争、アジア、太平洋戦争と。その事実を日本人はどれだけ正確に知っているのでしょうか?

◎ 戦争中の実物資料の展示コーナー

 今年も市民の皆さんから寄贈された戦時中の貴重な資料を中心に展示します。はるかな戦場の兵士から届いたハガキ、沼津市を火の海としたB29爆撃機が落とした焼夷弾、出征兵士に贈られた日の丸寄せ書き、金属不足で作られた陶製の水筒おろし金、子ども向けの「少国民新聞」など。

2.本土決戦時の私たちの郷土

 私たちの郷土が本土決戦の地になっていたかも?

 当時日本軍はアメリカ軍の上陸に備えて、富士川室野・愛宕(むろの・あたご)地区に高射砲陣地(こうしゃほうじんち)を作りはじめました。人手不足、物不足、生活が苦しくなるなか「一億総特攻」「総玉砕」(そうぎょくさい)のかけ声で、すべての人々、物を動員していたことが戦時中の町や村役場資料からわかります。

3.「満蒙開拓」とは何だったのか
 「満蒙は日本の生命線」というスローガンが、昭和の初め頃さけばれました。「満州」は日露戦争以来、日本人の血で勝ち取った重要な地とされ、日中戦争をおこす原因にもなりました。開拓団青少年義勇軍の満州体験を通して日中友好のあり方を考えます。
4.ホッときゅうけい、展示コーナー
 常葉大生、Tea+αのメンバーといっしょに、戦争のこと、平和のこと、気軽に話してみませんか?
5.それって本当?沖縄のこと、基地のこと
 71年前の悲惨な戦争、いまも沖縄にたくさんの米軍基地があるのはなぜだと思いますか?沖縄ではいま、いろいろなことが起きていて、人々がいっしょに考えてほしいと訴えています。それは私たちと関係ないことではありません。どんなことがあるのか、資料をもとにいっしょに考えましょう。
6.改めて考えよう、「核」のこと

 福島原発事故から5年、いまだに溶け落ちた核燃料取り出しのめどが立たず、汚染水も処理しきれないでいます。広範囲にまき散らされた放射性物質は、そのごく一部が黒い袋につめられ積み重ねられたままです。広島・長崎・ビキニ・福島と、日本の核被害は殺人兵器から平和利用へと名は変わっても続いています。電気も作るが原爆の材料も作る原発、改めて考えてみましょう。

7.はじめての憲法入門

 今年は憲法公布70年。「憲法守ろう」「憲法改正」の声が強まる中で、今、改めて憲法のあり方が問われています。”憲法ってどういうもの?””立憲主義ってなに?””日本国憲法に何が書いてあるの?”など、はじめて憲法を学ぶ人にもわかりやすく展示します。

8.未来ある子どもたちへ…ともにいきる平和

◎パネルシアター、大型紙芝居、大型絵本の読み聞かせなど
戦争中のくらし再現コーナー
 戦争中の子どもたちの食べもの、あそび…
絵本やマンガもあるよ

13:00~15:00 戦争と平和のDVD上映
15:00~16:00 戦争と平和を語り継ぐ(語りべのお話)

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